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認知の歪み

認知の歪み

歪んだ認知を持っていると、脳に大きな負担をかけます。
歪んだ認知を持っていると、心穏やかな生活をおくるのが困難となります。

 

 

認知の歪みには、次のような種類があります。

 

① 白か黒か、全か無か
「白でなければ黒でしかない」「一発殴るのも10発殴るのも一緒だ」
「1番でなければ、意味がない」「合格しなければ、努力していないと同じことだ」

 

② 一般化のし過ぎ
「いつも…」とか「決して…」という考え方、ものの言い方をする。

 

③ 心にフィルターがかかっている
たったひとつの些細な欠点だけを捉えて、他の事柄を全て無視してしまう。

 

④ プラスの否認
成功や喜びの価値を割り引いてしまう。
「こんなことで嬉しがっていたら、足元を救われてしまう」
「こんなことで喜んでいたら、後で落胆した時のショックが大きい」

 

⑤ 早まった結論
具体的な根拠もないまま、勝手に結論を急ぎ、物事を否定的に考えてしまう。
「あの人は、私のことをを嫌っているに違いない」
「周囲の人は、きっと私のことを馬鹿だと思っているんだ」

 

⑥ 拡大視と縮小視
自分の抱える問題や短所を必要以上に大袈裟に考え、自分の能力や長所を低く見積もること。
「太っている私は、人間として魅力がない。肌がキレイだなんて関係がない。私の人生は、痩せれば全てがうまくいくんだ」
「肌荒れの激しい私は、醜くて気持ちが悪い。スタイルがいいだなんて関係がない。私の人生は、肌がスベスベになれば、全てがうまくいくんだ」

 

⑦ 感情論に走る
「嫌なものは嫌」「ダメなものはダメ」「出来ないといったら出来ない」

 

⑧ ねばならない主義
「…すべきである」「…しなければならない」「…するのが当然である」というものの考え方や言動をする。

 

⑨ レッテル貼り
自分で勝手に物事を決めてしまう。
「親の愛を知らない私が、暖かい家庭を築ける筈がない」
「一人っ子は、わがままだ」「あの人は神経質だ」「男性は乱暴だ」など。

 

⑩ 自己中心思考
「悪いのは自分だ」と、
直接自分には関係のないことにまで責任を感じ、自分を責めてしまう。

 

大切なのは、知ることではありません、知識として覚えることではありません、頭で理解することではありません。大切なのは、感じることです、実感することです、体感することです、心で納得することです。自分の中の感覚や認識と照合し、自分の内面を整理しながら、歪んだ認知を修正していきましょう。カウンセラーは、そんなあなたのお手伝いをします。

 

 

心の金曜日


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